明月空にかかり、月光 庭の蓮池を照らす、微かに見ゆる一つの影。
恒 言: (独り言)庭の月は天上の月でもあり…
我 : (冗談)目の前にいるのが意中の人なのか?
恒 言: 賢いお方だ。花咲く月明かりのもと、あなたと一緒にいられるより幸せなことは人生にない。
東邊日出でて西邊雨ふる、道ふは是れ晴無きは却て晴有りと。
≪大胆に近寄る≫ 我 : 掛け言葉?すでに心に決めた方がおありだと?
(答えが知りながら揶揄うように)あなたの意中の方ってどんな方なのでしょうね?
恒 言: 私の意中の人は、目と鼻の先にいます。
ほら、空にある明月は私に慕われているあなたと似ていませんか?
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