若煕

宦官総管: 陛下、沐府の皇女・若煕さまがお目通りを求めておられます。

   我   : 若煕が?帰ってきたのか?

若  煕: (微笑んで)皇帝陛下、わたくしのことを想っていらっしゃいますか?

 

 ≪毎日想っている≫ 我: (笑って)ほう、しばらく見ぬ間にすっかり美しくなって、見事だな。

 ≪片時も忘れない≫

 

若  煕: (ゆっくりこちらに近づき)どうした、お気に召しませんか?

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   我   : いや、いたく気に入った。では若煕は今後、朕のもとにいたいと申すか?

若  煕: ふむ、子供の頃のようにそなたに纏わりついてもよいと?

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   我   : あの頃は幼かったゆえ、愛とはどういうものか分からなんだが、今日そなたに再会して分かった。

若  煕: わたくしがここに留まれば、陛下は生涯わたくしと添うてくださいますか?

 

 

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