龍曦
十里の桃園、微風払い過ぎ、落下繽粉…
龍 曦: (木の下で独吟)春日燕が行き 暖陽を喜ぶ、桃花風起こし 秋香を夢みる
我 : 今日はいいお天気ですね
龍 曦: (ふざける)あなたもこちらへ来て、一面に舞い散る花を愛で、ともに美酒を飲みませんか?
我 : あなたが心よりお誘いくださるのであれば、遠慮せずお言葉に甘えさせていただきますわ。
龍 曦: 一面に花が舞うなんて、まさに春爛漫の美しい光景です。
これらの花びらが地面に落ちるまでどのくらい時間がかかるかご存知ですか?
≪一瞬≫ 我 : 一瞬でしょう?一瞬で、この花びらのようにお互いを見つけました。
龍 曦: 落ちるまでの時間は確かに一瞬です。では、どのくらいの速さなら、私はあなたの心に入り込めますか?
一輪の花が落下するとき、時間さえも歩を緩める。私はあなたの心に入り込めるでしょうか?
≪一生≫
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