[第38章]雲南の変

三藩の中で、二藩だけが自ら撤廃を願い出た。ただ、雲南の情報は遅れて来たうえにひどいものだった。平西王が最終的に裏切ったのだ…

  ――三藩は残すところ雲南のみになったが、情報がまだ届かない…

 

   我   : この度雲南に向かった暁将軍より報せがまだ届かぬ。何かあったのだろうか。

納蘭明珠: 陛下、ご心配なさいますな。おそらく連日の暴雨で足止めを食っておるのでしょう。

      三藩のうち二藩はすでに撤廃した。藩属国撤廃はもう止めることは出来ぬ。

   我   : 平西王が大人しくしていてくれれば良いが…。朕も彼らを困らせたくはないのだ。

 

  ――話し合いをしていると、笵文程が息を切らしながら駆け込んで来た…

 

笵  文  程: 陛下、年羹暁将軍がお戻りになりました!

 

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   我   : 何?早くここに呼べ!

 

  ――年羹堯が二人の衛兵に支えられながら入ってくる。

    顔面蒼白で、身に着けた鎧はとうにぼろぼろになり、手には一筋の刀傷がくっきりと…

 

   我   : (胸を痛めて言う)まことにご苦労であった!もう大丈夫だ、ゆっくり申せ。

年  羊  羹: 陛下…呉三桂めが…裏切りました…。配下の者たちは、私を逃すため…皆命を落とし…

 

  ――言い終わると、年羊羹は泣き出した…

    とうに呉三桂

 

   我   : やはり来たか。では我々も勝負に出なくてはな!

 

 

クリア報酬
  百家叢書 資質の実の欠片 名望値 銀両
1   23 130,000
2   23 130,000
3   46 200,000
4   23 140,000
5   46 200,000
6   52 800,000

 

 

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