[第2章]意外な助け

図海が、人々が寄ってたかってあなたを傷つけるのではと案じる。身分を明らかにしようとしたとき、突然…

 

  ――馬車が人だかりの外に止まった。美しく着飾った女性が馬車から出てきて、人だかりの方へ…

 

芳 儀: この役人どもめ、日頃より民を苦しめ、私を前にしてもまだ止めぬか!

官 兵: 余計なお世話だよ、お嬢さん!早くどきな!

 

  ――この巡検使はどうやらこちらのお嬢さんを知っているようだ。ただちに手を止めるよう言う…

 

巡 検: ははは、芳儀さんではないか、皆の者、止めよ!

芳 儀: わたくしだと分かってもまだ行かないのですか?

巡 検: それは…この二人が今しがた私の部下を殴ったのです。そんなわけで、オボイ殿に何と申し上げたらよいか…

芳 儀: オボイの名を出せば私が恐れるとでも?祖父を呼んであなたたち全員を捕まえてもらいますよ!

巡 検: め、滅相もございません…

 

  ――目の前のこの女性は眉目秀麗で義侠心が強い。すぐにあなたは好感を持つ。

 

 我 : 助けていただき感謝します。

芳 儀: お安い御用ですわ。

     このところ黄旗が強引に白旗の地を奪おうとしており、あのような役人が日々のさばっているのです。

     今後このようなことがあっても、軽率な行動はお控えになり、どうぞお気をつけくださいませ。

下 女: お嬢様、もう長いこと外出しておりますので大旦那様が心配なさいます。戻りましょう。

芳 儀: 分かったわ。失礼いたします。

 

  ――あなたは遠くに去りゆく馬車の後姿をぼんやりと眺めている…

 

図 海: 土地の囲い込みとはまことのようですね。本件は時間をかけて検討せねばなりませぬ。

     まず宮殿にお戻りになっては?

 我 : うむ、私もじっくりと考えたい。

 

  ――突然…

 

官 兵: へへへ、他にも手伝える者がいないか見てきましょう!

 我 : まことに隙あらば悪巧みをしおって。図海、手加減はいらぬ。奴らを全員捕らえろ!

 

 

クリア報酬
  百家叢書 資質の実の欠片 名望値 銀両
1   5 900
2   5 1,200
3   10 2.600
4   5 1,700
5   10 3,300
6   20 20,000

 

 

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