[第8章]後難

武英殿でオボイは既に捕らえられていた。この時、乾清宮の外でも一芝居打たれていた…

 

  ――卓布泰と塞本得は、戻るとバンブルシャに状況を説明する…

 

バンブルシャ: 我々も予め準備をしておったのだ、来い!

 

  ――この時、乾清宮の数十名の衛兵が返事をし詰め掛けてきた…

 

バンブルシャ: 乱臣卓布泰と塞本得を捕らえるのだ!

ム   リ   マ: バン様、こ、これは…?

バンブルシャ: (笑って言う)

        螳螂捕蝉、黄雀在后(利欲をむさぼって後の危険を顧みない)とはどういうことか、知っているか?

        その鹿を失なうや、天下共にこれを逐う。是に於いて高材疾足の者、先ずこれを得たり!

済    世: オボイは一介の武人にすぎぬ。どうして天下に君臨などできようか!

ム   リ   マ: (顔面蒼白で)謀ったな!オボイ殿を餌に、別の計画があったとは!

 

  ――バンブルシャはムリマの二人を縛り上げ、取り押さえた…

 

済    世: (機嫌を取るように)

        バン様、このオボイめはもうろくしていて私たちの策に気づかなかったようですよ!

バンブルシャ: ふん、オボイめ、日頃は私など眼中にないくせに。今日こそは最後に笑うのは誰か、見せてやろう! 

済    世: バン様、乾清宮の門を全て封鎖すべきです。さすれば我々二人で漁夫の利を得られますからな。

バンブルシャ: そうだな、誰か!済世様のおっしゃる通り、ただちに人をやり、一切の人の出入りを禁じろ!

 

 

クリア報酬
  百家叢書 資質の実の欠片 名望値 銀両
1   7 10,000
2   7 10,000
3   14 20,000
4   7 10,000
5   14 20,000
6   28 80,000

 

 

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